2021.05.10

Web面接のマナーと注意点!
~対面同様のスムーズな面接を心がけましょう~

コラム

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1.はじめに

皆さんこんにちは!
PayCareer広報担当の佐藤です。
本日は、Web面接のマナーと注意点についてお伝えしていきます。
依然として対面での活動がきびしい状況で、Web面接の機会が増えているかと思います。
どのような準備をすればいいのか、具体的にお話ししていきますので、しっかり対策をしてWeb面接を上手に乗り越えましょう!

PayCareer広報担当の佐藤

Web面接(インターネット回線を利用したオンライン面接)は、以前から地方在住の求職者や海外在住の求職者の選考手段として活用されてきました。
皆さんご存知の通り、ここ数年は社会情勢の変化に伴うテレワークの推進や移動制限などの影響を受け、求職者の居住地を問わず、Web面接の導入を行う企業が増えてきています。

もちろん、対面の面接とWeb面接は選考の内容という意味では大きな差はありません!
しかし、Web面接は直接対面して行うことができる面接と手法が異なるため、Web面接ならではのマナーやルールが存在します。
本記事ではWeb面接をスムーズに進め、面接官に好印象を与えられるよう、本番に臨むにあたっての準備と、面接時の注意点についてお伝えしていきたいと思いますので、是非ご参考にしていただければ嬉しいです。

2.Web面接の準備をしよう!

面接前に周辺環境やPC・スマートフォンの用意をして、事前の準備をしっかりとしておきましょう。
基本的な事ですが、本番で面接担当者と気持ちの良いコミュニケーションがとれる為にとても重要です◎

① 通信環境と静かな場所の確保

まずWeb面接では、安定したインターネット環境の確保が必要不可欠です。
電波が強く安定しているWi-Fi環境や、有線LANケーブルが使える場所で面接を行いましょう。
また、Web面接では面接官と画面越しのやり取りとなるため、対面の面接よりもお互いの話す内容が聞き取りづらくなってしまいます。
周囲の生活音や騒音が入らず、周りの人にこちらの会話が聞こえこない個室の確保や窓を閉めるといった対策を行いましょう。
面接では機密性の高い情報や個人情報が会話の中に含まれることも多いので、注意しましょう!

※ 自宅での面接が難しい場合は …
自宅にネット環境がない!生活音や騒音が気になる!など、何らかの理由で自宅での面接が困難な場合は、コワーキングスペースや会議室・個室のレンタルスペースの利用がおすすめです。
騒音を避けられ、なおかつ一定レベルの通信環境が確保できる場所を探しましょう。
Wi-Fiを無料で借りられ気軽に利用できるカフェ・飲食店といった選択肢もありますが、Wi-Fiの安全性・安定性や周囲の雑音状況、情報漏洩等のリスクが心配ですので、絶対に避けたほうが良いでしょう。

※ 画面に映り込む「背景」に注意!
面接時の背景については、初対面となる面接担当者に雑念や不快な印象を与えないよう、シンプルな背景(シンプルな壁やカーテン)にすると◎
やむを得ずモノが映り込んでしまう場合には、部屋が整理整頓された状態で面接に臨むようにしましょう。
Web面接ツールの中には任意の風景を設定したり、背景をぼかしたりできる機能がついているものもあります。
ですが、面接時に何らかのトラブルが発生する可能性もあるため、できるだけ使わなくても済むようにスペースを確保しておきましょう。

② カメラとイヤホンを準備する

面接で使用するPCにカメラが搭載されていない場合は外付けのWebカメラを取り付けましょう。
座った時に、カメラの位置が自分の目の位置にくるようにPCへ固定し、画面には胸部から上が映っている状態が望ましいです。
位置が下過ぎると面接官を見下したような印象に、位置が上過ぎると上目遣いで違和感を与えてしまう場合があります。
対面の面接と同様、「面接官の目をしっかりと見て話をしている」という印象を与えることを意識しましょう。
面接官との対話中の自分の目線をチェックするためにも、家族や友人と模擬面接でテストをしてみるとよいでしょう。
その際、ライトの当たり方(明るすぎないか/暗すぎないか)もチェックするようにしてください。
なお、ごく稀に「恥ずかしいから」、「部屋が散らかっているから」などの理由で、画面を表示せず音声通話のみで面接しようとする方がいますが、これはマナー違反ですのでNGです。

※ スマホを使用する場合は?
スマホを使う場合でも、PCと同様インカメラを目の高さに合わせるようセッティングしましょう。スマホは単体で固定しにくいため、スマホスタンドなどを使用することをお勧めします。
また、Web面接時にあると便利なのがマイク付きのイヤホンやヘッドセットです。イヤホンをつけると周囲の音を拾いやすく、マイクのあるヘッドセットは自分の声も相手に伝わりやすくなります。安価なもので構いませんので、ひとつ用意しておきましょう!

③ Web面接ツールの事前確認

面接の本番開始前に、使用する面接ツールと、面接用のURLを企業に確認しておいてください。面接ツールによっては事前にPCやスマホへのダウンロードが必要になるものもあるので、直前に慌てることのないよう、余裕を持って面接に臨みましょう!
URLや接続方法の確認ができたら、次はカメラの角度、ライティング、マイクのテストなど、動作環境をひと通りチェックしておくと面接が始まってから慌てずに済みます。

※ 緊急連絡先の事前確認を!
オンライン面接では、突然の通信障害やPCのフリーズなど、何らかのトラブルにより接続できなかったり、面接が中断されてしまったりする可能性があります。
そのような場合に備え、事前に緊急時の連絡先を企業に確認しておきましょう。

3.面接時のマナーと注意点

いよいよ面接本番です!
面接直前~面接中の注意点についてお伝えします。

① 服装・身だしなみについて

面接時の服装・身だしなみについては、対面の面接と何ら大きな違いはありません。
IT・Web業界ではフランクな雰囲気で面接が行われることが多く、スーツの着用は必須でないことが多いです。
清潔感のある服装を心がけ、相手に不快感を与えないよう身だしなみを整えましょう。
また、Web面接の場合「胸部から上」のみ気を付ければよいと捉える方もいらっしゃいますが、面接官から見てどこからどこまでが映っているのかはこちら側にはわかりません!
面接中、万が一のトラブルに備え、全身を見られているという心構えで服装を整えておきましょう。

② ログインは5分前に。アプリ通知は切っておく

Web面接の接続ツールへのログインは、早すぎてもNG。直前すぎてもNGです。
基本的には(前述のようなPC動作確認や身だしなみチェックなどを完了させた前提で)面接開始時間の3~5分前を目安にログインして、待機しましょう。
なお、面接中に気が散らないよう、PCやスマホアプリ通知は切っておく(あるいは通知オフにしておく)のを忘れないでください。
また、面接前にPC・スマホは可能ならばフル充電にしておき、絶対に面接中に電源が切れることのないように準備をしておきましょう。

③ ハキハキした受け答えと、笑顔でのコミュニケーションを

対面の面接と同様、面接の始まりと終わりには、笑顔で明るい挨拶をしましょう。
対面と異なり画面越しにコミュニケーションを取る場合、無意識に表情がこわばったり硬くなったりしてしまいがちです。
終始ニコニコしている必要はありませんが、対面の時以上に相手の言動にきちんとリアクションして、無表情にならないことを意識してみてください!

またWeb面接では相手とコミュニケーションを取る際に多少のタイムラグが発生します。
面接担当者が話している時に自分がかぶせて話をしてしまったり、間を置かずに話してしまってせっかちな印象を与えたりすることのないように、ゆっくりと落ち着いて受け答えをしましょう。
またWeb面接では対面面接と比較すると音もこもりやすいため、相手が聞き取りやすいよう、ハキハキと大きな声で話すことが大切です。

※ 目線はカメラへ向けて
面接中に(意外にも)印象に影響するのが「目線」です。
対面での面接では相手の目を見て話をする、というのは常識で自然と出来ているものですが、オンライン面接だと目線を意識されない方が多いため、カメラ目線で話ができる人は良い印象を与えることができます◎
カメラのレンズが面接官の目だと思い意識してみましょう。
なお、相手から見て違和感のないカメラの位置については、 2.Web面接の準備をしようの② カメラとイヤホンを準備する をご参照ください。

※ 退出のタイミングについて
面接が終わった後は、笑顔で担当者に御礼を告げ退出します。
退出は面接官の後に行う方が無難ですが、相手が退出しなさそうであったり、退出を促された場合は、「お先に退出させていただきます」などと告げ、退出しましょう。
面接を受ける立場ではありますが、面接のホストは企業側ですのでこちらが先に退出しても問題はありません。退出のタイミングについてあまり気にしすぎる必要はないでしょう。

番外編

カンペの使用はOK?

自分の姿が全て相手に映る対面面接と異なり、死角ができるWeb面接ではカンペを使いたいと考える人もいらっしゃいますよね。
どんな受け答え場面でも、きちんと自分の言葉で話をすることが一番相手に伝わります。
なので、原則カンペの推奨はしません!が、面接が始まると緊張してしまう・不安が大きい、という方については、話すポイントだけを押さえた「箇条書きメモ」のような形のものを作成しておき、パソコンのデスクトップに貼るなどして必要に応じて確認するとよいでしょう。
デスク上にカンペを置いてしまうと、確認するときに目線が下がり、相手に違和感を持たせてしまいます。
デスクトップ(目線の位置)などに貼り付けたり、PCに内蔵されているメモや付箋のアプリケーションを利用する方法もあります。
また、カンペ通りに文章として読んでしまうと、声のスピードやトーンから「カンペを読んでいる」ということが相手に伝わってしまう可能性があります。
あくまでもカンペを使用するのであれば箇条書きレベルに留め、自身の言葉で気持ちを乗せて話すことが大切です。
Web面接では直接会うことが出来ない分、伝わりづらい事が多いです。
準備を万全にする事で、落ち着いて本番に臨むことができ、想いが伝わりやすくなります。

準備を制する者が、本番を制する!ということで、
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後もさらに、業種問わずWeb面接が広がっていくことが予想できます。
対面でもWebでも手法を問わず皆さんの魅力を最大限にアピール出来るよう、余裕を持って準備をしていきましょう◎
それではまた、次回のブログでお会いしましょう!

PayCareer広報担当の佐藤